昭和ロマンあふれる「渋谷のんべい横丁」で至福の時間を!


若者の街、東京・渋谷にありながら、昭和の香り漂う居酒屋横丁。それが渋谷のんべい横丁だ。渋谷駅のすぐ横に間口一間(1.8m)ほどの小さな居酒屋・バーが数十軒並び、レトロな雰囲気の味わえる焼き鳥屋、おでん屋はもちろん、洋酒中心のモダンなバーやビストロもあり、どの店に入るか迷うほど、どの店もキャラが立っていて、魅力的だ。特にいわゆる日本的な”IZAKAYA”の雰囲気を味わいたい外国人観光客に人気爆発中なのだ。

昔は、なじみ客専門で一見さんは入りにくかったが、今はひとりで初めてでも気楽に入ることができる。私自身、海外から来た友人と初めて訪れたが、すぐに店に馴染むことができた。店で初めて会った他のお客さんとも、自然に話が弾み、人恋しい気分だった私にとって、忘れられない思い出となった。



渋谷のんべい横丁の魅力とは?



1.居心地の良いこじんまり感

 昭和の雰囲気がある居酒屋横丁として有名な新宿西口の思い出横丁、吉祥寺のハーモニカ横丁などと比べると、横丁全体としてもかなりコンパクトで、店も、せいぜい6~8人くらいの客しか座れない狭さだ。

 このこじんまり感が人との距離感を近くしてくれる。狭い空間に集ったお客さんと店主との間で自然に会話が生まれ、偶然相席したお客さんともすぐに親しくなることのできる距離感なのだ。



2.個性的

 どれもとても個性的な店ばかりだ。タレを60年引き継いだ焼き鳥屋さんもあれば、ビストロもあるし、アメリカ育ちの若いマスターが、外国人の常連客にビールやカクテルを出している店もある。観客数人用の映画上映をしているスペースもある。かつては、有名な経営者や芸能人の常連客を平気で叱り飛ばすママもいたそうだ。



3.仲の良い店と店

 店同士の仲がよく、1時間くらい飲んでいると、一度は横丁の他の店の人がのぞいてくる。時には隣の店の人が、昨日借りたグラスを返しにきたりすることもある。
 私が通い始めた頃、系列かと思い、訪ねてみたところ、別々の店だと聞いて驚いた記憶がある。これだけ特徴的な店が特に競うわけでもなくお店同士が仲良くやっているのは、とても珍しい。



4.街の喧騒からの隔離

 スクランブル交差点は常に人が溢れ、その様子を外国人観光客が写真に収める光景も日常となっているが、横丁は人があふれることもなく、ギラギラしたネオンも照り輝いていない。梅雨時などに、雨が暗い横丁をしとしと叩く音がしている中を歩いていると、いとおしい風情すらある。



5.ひとりでも、一見さんでもOK

 ほとんどの店では、ひとりでも初めて行く店でも問題ない。新宿ゴールデン街となると、常連客についていかないとなかなか入りにくく敷居が高いが、渋谷のんべい横丁は、初心者に優しい。



常連客のつくる雰囲気

 おっかなびっくり行っても、どの店にも必ずいる常連客が、緊張しているこちらに気を使って話しかけてくれたりするので、すぐに打ち解けられるだろう。たとえ人見知りでも心配することも身構えることも必要ない。いい意味でとてもゆるい街だ。



6.「Since 1950」の歴史

 戦後の混乱が残る1950年に、渋谷のあちこちにあった屋台をまとめて整備したときのひとつがこののんべい横丁の始まりだ。そのときに始めた人は、今や90歳以上になっているので、ほとんどが代替わりして、オーナーの子供の世代が中心だ。また、オーナーさんかその子供世代から店を借りて運営している若いマスターも多い。



渋谷のんべい横丁の一部を紹介



1.なだー(おでん)

 私をのんべい横丁の虜にさせたのはここ「なだー」と言ってもいい。お店の看板を背負うおでんはもちろん美味しいのだが、私が何よりも好きなのは日本酒の出汁割だ。日本酒とおでんスープが絶妙にマッチしていて、何杯でも飲めてしまう。刺身や珍味も充実しているので、オススメだ。



2.鳥福(焼き鳥)

 2代目の大将がこだわりの鶏肉を黙々と焼いてくれる。基本はレバー以外は「塩」で供されますが、80年間守り続けてきた
秘伝のタレは、サラッとしていながらも芳醇な味わいでまさに絶品。

3.黍/kibi

 地の風土から生まれ、生活に根ざした民藝の器と和酒にこだわって、静かな時間を紡いでいる。日本酒だけでなく、ワインやウイスキーも和酒に特化。全国から集められた民藝の器たちと端正なハーモニーを奏でる。



 昭和のロマンが残る飲み屋街に挑戦したいけど、勇気が出ないというようなあなた。常連となるような飲み屋を探しているあなた。再開発の激しい渋谷の街で、いまだ変わらず昭和の面影を残す横丁に、この機会にぜひ足を踏み入れてほしい。


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